クリエイティブ制作で本当に大切なこと

“理解と納得を深め、意思決定を後押しする”
経営者向けゼミナール募集のリーフレット制作を振り返る

【ウエナカは映像制作を核として各種クリエイティブを連動させることで
一貫性のある効果的なコミュニケ―ションの実現をサポートしています。】

今回、
公益財団法人 産業廃棄物処理事業振興財団様の
「産業廃棄物処理業トップマネジメント・ゼミナール」
のリーフレット制作ディレクションに携わらせていただきました。

こちらのゼミナールのテーマは、
“みらいから逆算する経営”。

対象は、産業廃棄物処理業を営む若手経営者。

受講費用は、その価値にふさわしい金額が設定されています。

まず財団の担当者様へお伝えしたのは、

「このゼミナールのベネフィットは何なのか?」

を、しっかり整理することの重要性でした。

「結局、自分にとって何が得られるのか」

が曖昧なままでは、人は動きません。

だから今回のテーマは、

このゼミナールを受講することで、
経営者の未来がどのように変わるのか。
なにを受け取ることができるのか。

それを明快に提示することでした。

最初にやったのは「基本設計」

今回、ウエナカ・ビデオプロダクションが担当したのは、
全体のディレクションです。

企画・構成の立案、コピー作成、原稿提案、デザインの方向性の策定は当社が担当し、
デザイン制作のクリエイティブを、パートナーのデザインオフィスが担当しました。

制作ににおいて意識していたのは、

「デザインを始める前に、どこまでゼミナールの価値と情報を整理できるか」

でした。

  • このゼミナールの本質は何なのか
  • 何を得られる場なのか
  • なぜ今参加する意味があるのか
  • どんな空気感で届けるべきなのか

そこを先に整理したうえで、

  • 世界観
  • コピーライティング
  • 情報設計
  • 感情導線

を検討し、お客様へご提案をしました。

当初からお客様には当社の提案を前向きに受け取っていただき、

「腹落ちした」

と言っていただくことができました。

今回、リーフレットは4ページ仕様というのがお客様のご要望でした。

4ページ全体で「感情導線」を設計する

構成で意識したのが、

“4ページ全体で感情の流れを設計する”

ということでした。

単に情報を並べるのではなく、

ページを読み進める中で、

  • 「普通のセミナーとは違う」
  • 「経営そのものを見つめ直す場なんだな」
  • 「この講師陣は本気だ」
  • 「自分も立ち止まって考える必要があるかもしれない」

と、少しずつ理解が深まっていく構成を意識しました。

そして4ページ目を読み終えるころには、

「申し込みしてみようかな」

という気持ちを、自然に後押しできる状態を目指しました。

これはコピーライティングだけではなく、
構成の設計も含めた

“意思決定の導線設計”

だと言えます。

デザインは「理解を深めるため」に存在する

そして、
その設計を支えるもう一つの軸がデザインでした。

今回必要だったのは、
派手さではなく、

  • 思索性
  • 信頼感
  • 高級感
  • 静かな説得力

です。

だから、

  • 情報を詰め込みすぎない
  • 余白を大きく使う
  • タイポグラフィで魅せる
  • 煽らない
  • 静かに考えさせる

という方向性を徹底しました。

高級感というと、
装飾や豪華さを想像しがちですが、

実際には、

“安心して考えられる空気”

の方が重要です。

情報を詰め込みすぎないことで、
経営者自身が、

「これは自分に必要なのか」

を静かに考えられる余白をつくる。

今回のデザインでは、
そこを強く意識していました。

良いクリエイティブは「設計段階」で決まる

本制作は、
方向性や世界観を先にしっかり整理できていたことで、
制作は非常にスムーズに進行しました。

大きな方向修正や、
いわゆる“ダメ直し”もありませんでした。

もちろん、
これはパートナーのデザインオフィスの理解と表現力が高かったことも大きいと思います。

改めて感じたのは、

良いクリエイティブは、
作業段階ではなく、“設計段階”でほぼ決まっている

ということでした。

これは紙媒体だけではなく、
映像制作でもまったく同じだと感じています。

「情報を伝える」ではなく、「理解と納得を深め、意思決定を後押しする」

今回の案件に限らず、

広報物とは、
単に情報を伝えるためのものではなく、

“理解と納得を深め、意思決定を後押しするもの”

なのだと思います。

「これは自分に必要な時間かもしれない」

と自然に腹落ちできることが重要です。

そういう意味で、今回のリーフレットには、
そうした考え方をかなり丁寧に反映することができたのではないかと思います。

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