“誰が顧客か見えていない”――マーケター西口一希氏のYouTube動画で知った、N1の思考法

“誰が顧客か見えていない”――マーケター西口一希氏のYouTube動画で知った、N1の思考法

今回は、少し前に私が視聴して大変学びのあったYouTube動画のご紹介をさせていただこうと思います。ブログの最後に動画のリンクも掲載していますので最後までお読みいただけれれば幸いです。

マーケター・西口一希氏とは

P&G、ロート製薬、ロクシタン・ジャポン、スマートニュースなど、誰もが知る企業でマーケティング責任者を歴任されてきた西口一希氏。現在は複数の企業支援や講演活動を通じて、日本のマーケティング界におけるトップランナーとしてご活躍されています。

西口氏の特徴は、理論だけでなく、圧倒的な実務経験に裏打ちされた「顧客起点」の徹底ぶりにあります。「顧客を中心に据えない企業活動は、必ずどこかで止まる」という視点を、現場感覚をもって伝えてくださる方です。

「誰が顧客か、見えていない」

先日、YouTubeチャンネルのインタビュー動画の中で西口氏が語っていた言葉に、私は大きな衝撃を受けました。それは、 「成長が止まる企業の多くは、“誰が顧客なのか”が見えなくなっている」 という指摘です。

商品が売れない、認知が広がらない、Webの広告もパッとしない…。そういった悩みの根っこには、「届ける相手の像が曖昧」という問題がある。ターゲットが曖昧なまま発信しても、総花的なものになってしまい狙いがぼやけてしまう。

自社の商品やサービスは「誰の、どんな課題を解決するためのものか」。そこを見失うと、どれだけ立派な広告戦略を打ち出してもユーザーの心を掴むことができない。とっても耳の痛いお話しです。

「N1分析」というアプローチ

西口氏が提唱する手法のひとつに、「N1分析」という考え方があります。これは、統計的に多数を分析するのではなく、 たった一人の顧客(=N=1)を深く理解するというアプローチです。

顧客のインタビューを通じて、「なぜその商品を買ったのか」「どんな場面で使っているのか」「他の商品と何が違うと感じたのか」など、本人も言語化していない“内側”まで丁寧に掘り下げていく。

この「1人の徹底理解」から、今まで見えなかった洞察が生まれる。そして、その気づきこそが、商品やサービスの改善点、メッセージ設計のヒントになる――というのがN1思考の真髄です。

私自身、一人の現場担当者との深い対話の中で「そんな風に思って発注してくださっていたんですね!」と雷に打たれたような驚きを感じた経験というのがあります。これはまさにN1の感覚に近いと感じます。

ぜひご覧いただきたいインタビュー動画

今回紹介した西口氏のインタビュー動画では、こうした考え方が非常にわかりやすく語られています。わずか20分弱の動画ですが、経営者の方は勿論、営業部門に限らず「エンドユーザー」が存在する人にとって、多くの気づきがあると思います。

「誰の、どんな課題を解決する会社なのか」。その問いにもう一度、立ち返るきっかけになればと思い、今回はこのテーマを取り上げました。

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