上中とスタッフのウダちゃんがゆるい感じで掛け合いつつ、ちょっとした気づきを発信するコーナー。
今回は動画撮影の際におざなりにできない「大切なこと」について語っています。
「動画の民主化」が進むなかで増えるニーズ
ウダちゃん:
上中さん、最近「自分たちで撮影した動画素材を編集してもらえませんか?」っていう問い合わせも増えてるんですけど、これってやっぱり、スマホやカメラの性能が上がってるからですかね?
上中:
もう何年も前からそういったご要望ご要望をいただくことはあったよ!とはいえ、今のビデオカメラは一昔に比べると小型で高性能になってきてる。編集アプリの簡単に使えるものが増えた。いわゆる「動画の民主化」ってやつだよね。誰でも撮れる、誰でも編集できる時代。
ただ、プロがやってきたのは「ただ撮ること」じゃないんだよね。
ウダちゃん:
プロの役割って、どこにあるんですか? ライティング(照明)とか安定したカメラワークとか?
プロが担う“伝達設計”とは何か
上中:
もちろん、それも大事。
でも一番大きいのは、「伝達設計のメソッド」を持ってること。
誰に、何を、どう伝えるのか。それを撮る前にちゃんと設計してる。
ウダちゃん:
たしかに…構成や目的が曖昧な動画って、何が言いたいのか分からないことあります。
上中:
そう。いくら高画質に撮れてても、「伝えたいイメージがない」動画は、情報が乗ってない=伝わらない。
見せたい順番、見せたい画(情報)、映像に乗せる言葉、それらが合わさって初めて「伝わる映像」になる。
ウダちゃん:
ってことは、素材の良し悪しは「設計図の有無」が決め手になる?
上中:
まさにそれ。
極端に言えば、スマホで撮った素材(適切な環境下で撮影されている前提)でも「設計」がしっかりしていればちゃんと伝わる。
逆に、高級な撮影機材で4K撮影してても、設計がなければ伝わらない。
これは僕らが現場で何度も体験してきたこと。
素材撮影と編集の分業、どこからプロが入るべきか?
ウダちゃん:
なるほど…じゃあ、企業さんから「素材だけ渡すので編集して」って言われた場合は?
上中:
素材がしっかりしてれば全然OK。それに、長期にわたって撮りためた動画素材は企業の社員さんが撮りためている場合が多いから。
でもね、
伝えたい相手・伝えたい情報・利用目的がはっきりしてない素材が多いことはある。
その場合は、編集でなんとかしたいと思うものの、やはり限界があるんだ。
だから、事前に「誰に・何を・どう伝えるか」を一緒に考える工程があれば理想的だなと思う。
ウダちゃん:
なるほど。そこにプロが介在する意味があるんですね。
上中:
プロは撮影技術者であると同時に「伝え方の設計者」でもあるから。(そうあるべき!)
ウダちゃん:
でも「プロに頼むのってお金かかるし、ちょっとハードル高いなあ…」っていう会社も多そうです。
上中:
それは先入観からそういうイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれない。
大がかりな撮影じゃなくても、伝達設計に撮影を一回でも実施することで、完成したコンテンツの品質が格段に向上する。「伝わる映像」としての品質という意味で。
ウダちゃん:
「動画は全部自分たちでやるか、全部プロに頼むか」じゃなくて、
部分的にプロに入ってもらうっていう考え方もありですね。
上中:
そう!まさに選択肢の一つとしての動画。
この考え方が一番フィットするのは「長期プロジェクトの記録」なんかじゃないかな!様々な理由で素材は自分たちで撮るけど、構成と伝達設計、そして編集仕上げはプロに入ってもらうとか。
無理に全部外注する必要はないし、「伝える力を設計する」っていう視点が入るだけで、動画は劇的に変わる。
まとめ:動画の質を決めるのは「撮る前」の準備
ウダちゃん:
映像って、撮る前の準備がとっても重要なんですね…!
上中:
どんな仕事でも段取り八分。事前の準備がとても大切。画面に被写体が写っていればそれでいいわけだけじゃない。
伝わる映像であることが大事だし、そのために必要なことが撮る前の“伝える準備”なんです。
