英会話 Part 9 心に蝶ネクタイをする人

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 St. Valentine’s Dayが近づいてきました。日本では女性から男性にチョコレートを贈る習慣がありますが、アメリカでは男女が互いにカードやプレゼントを交換するそうです。 O.ヘンリーの「貧者の贈り物」のように心のこもったプレゼントを考え、考え、その日を迎えるのも心豊かな時間かもしれません。

さて、今回のお話はスタッフWの恥じかき体験から離れ、とてもcoolなお話です。この場合のcoolはかっこいいというような意味です。 人は時に映画のシーンのような素敵な場面に出くわすことがあるものです。私の友人がそうでした。 ある日、彼女は細い歩道を一人歩いていました。すると、歩道の向こうから一人の男性が歩いてくるのが見えました。近づいてくるにしたがって、彼は外国人ということがわかってきました。すれ違う時になってお互いに同じ方向に2度3度と譲り合ってしまいました。すると、その外国の男性、彼女にどんな言葉をかけたと思いますか?

Shall we dance?

彼はそう言ったのです。

そういう場面、良くありますが、そういう余裕のあるしゃれたセリフをいう男性はそうはいないでしょう。

以前私も狭い歩道で彼女のように立ち往生したことがあります。相手は日本人の団塊世代とおぼしき男性でした。その歩道は自転車と人が共用できる歩道でしたが、その男性は自転車を抱える私にむかって「ここは人間様の通るところだゾぉ!」と大声で怒鳴ったのであります。(!)私にはそれが「ここは男のオレ様が通るところだぞ」と言っているように聞こえました。

前述の私の友人は、その時はちょっとビックリしてしまって、何もいえなかったそうですが、その日は実にhappyな気分であったそうです。さもありなん。