英会話 Part 5 口から火を噴く

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香港では、九と言う数字は大変縁起の良い数字ということで、車のナンバーなどは高額で売買されると言う話を聞きました。そういえば、九龍と言う地名などもそういう意味合いがあるのかもしれませんね。ところ変われば、という感があります。

sightseeingさて今回は、スタッフWが香港に行った際の、英語にまつわる恥ずかしいお話です。香港にはアンティーク通りのような町並みがあって、両脇にたくさんの骨董品のお店が並んでいます。でも、行かれたことのある方なら、ご存知と思いますが、わずかな本物と多くの偽者が混在しているような怪しげな雰囲気のお店が軒を連ねています。本気で本物を見つけようとしなければ、それなりに楽しい雰囲気ともいえます。私はその通りのとあるお店で、猫の置物を見つけました。 さっそく,交渉に入りました。私たちはまだ観光が残っていましたので,後でその置物を買いに戻ると言う意味のことを伝えようと思いました。

After the sightseeing, we’ll come back.

ところが,何度繰り返しても意味が伝わりません。どうやら、sightseeingの発音のあたりに来ると、相手が不思議な顔をするのにこちらも気がつきました。 数回、sightseeingを繰り返しましたが、やはり聞き取れない様子です。sightseeingは税関で必ず答えなければならない単語なので、全く情けない気持ちになり、途方にくれてしまいました。 突然「sightseeing!」 と明瞭な発音の女性の声が店内に響きました。その店で買い物をしていたらしい、イギリス人のご婦人がみかねて、私に発音の指導を始めました。

やっとお店の人にわかってもらえた時には、私は口から火を吹かんばかりに真っ赤な顔をしてsightseeingを繰り返しておりました。

九龍で龍になるとは、なんとも恥ずかしい思い出であります。