トンネルのお話 その2 トンネルの種類

tunnel_3戦後間もない美空ひばりの曲に「東京キッド」というのがあります。

♪歌も楽しや 東京キッド

いきでおしゃれで ほがらかで

右のポッケにゃ 夢がある(中略) もぐりたくなりゃ マンホール♪

この歌詞にある※マンホ-ルというのは多分当時空き地にゴロゴロと並べてあった 土管のことを言っているのでしょう。正しくはマンホ-ルとは地下の土管への出入り口である立坑(たてこう)のことで道路に丸い鉄の蓋がしてあるものです。 そんなところにもぐったら落ちてケガをしてしまいます。

※事実当時のひとは土管をマンホ-ルと呼んでいた。土管に住む”マンホ-ル生活者”もいた。

一般の方がいかに地下工事について不案内であるかの一例です。 普段私達の目に触れない場所でコツコツと作業が行われているせいでしょう。

ではトンネルの種類にはどのようなものがあるのでしょうか。 大きい順に紹介します。

道路や鉄道の為の大きなトンネル。

電気やガス、通信などライフラインを通す中くらいのトンネル。

下水管などの小さなトンネル。

掘り方にはどのような種類があるのでしょうか。
大きく分けて地中を掘り進む方法と地面を掘り下げる方法(開削)があります。 先の土管等は地面を掘り下げて管を埋めて下水とするわけです。 地中を掘り進む方法にも発破工法や様々な機械で掘る工法があります。また2種類以上の掘り方を併用して工事する場合もあります。 要するに工事をするうえでの制約、あるいは土か岩か等、土質に応じた様々な工事の進め方があるということです。