水平をとる

前回のビデオテープの保管法はお役に立てたでしょうか?

ウエナカでも、お客様の原版はこのような形でお預りしています。最近ではビデオテープからDVDやCDにツールを換えて作り直すお客様のご希望も多くなりましたので、原版保管は今後も大切なキーワードです。

さて、今回は再び、撮影のテクニックに戻ることになります。

質問「広い体育館でダンスを踊るグループを斜め前方から全員を画面に入れて撮りました。後で再生してみたら、全体に斜めに傾いて映っています。自分では水平を取ったつもりでしたが、実際はかしいでしまいました。「水平を取る」コツがあるのでしょうか?

HIGE「一般的には水平を取ると言いますが、言葉のイメージから来るせいでしょうか、横のラインに注意がゆきがちですね。でも、水平を取る際に最も注目しなければいけないのは、タテのラインです。画面の中には、垂直でなければおかしいものというのが必ずあります。

例えば、窓のタテの桟であったり、電柱であったり、ポールであったり、木であったりと、探してみますと必ずあります。それらが垂直に立っているかをチェックしてみましょう。そうです、必ずあるんですね。それが、水平をとるコツ、おわかりいただけましたか?