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英会話恥かき日記penbos from NY

 

 

 

Part14. 未知との遭遇・L&R

ローマの紳士英語を公用語としていて、英語圏の枠組みの中に入っている国でも、発音、表現方法は様々のようです。日本語が時代ごとに変化するように、英語もクィーンズ・イングリッシュだけが正しい英語とは言えない現実があるようです。 ましてや、英語圏でない国の英語となれば、お国なまりが強烈です。

例えば、アリタリア航空機の機内アナウンスはイタリア語と英語で行われますが、この英語は、まさにピザ風に味付けされたハンバーガーと言う感じのイタリアンEnglish。気がつかないうちにイタリア語から英語に、英語からイタリア語に切り替わります。しかも、機長、スチュワーデスとも実に堂々と、このイタリアンに味付けされた英語で最後まで職務を遂行したのでした。 たぶん、日本人も、和風照り焼きバーガーのお味のように、ネイティブが聞いたら奇妙な発音とイントネーションのジャパニーズイングリッシュを話しているのでしょう。ましてや、スタッフWであれば、何語であるかさえ判別不能という判定の憂き目にあってもいたし方なしというものです。
しかし、スタッフWのように、「ジャパニーズイングリッシュ、OK、OK!」と努力を怠りタカをくくっておりますと、こんな恥ずかしい経験をする羽目になります。

イタリアはローマ、スペイン階段にやってまいりました。ローマの交通事情は東京の比ではありません。狭く混雑した道は小型車がひしめき合っており、その中をタクシーは巧みというか、強引と言うか、神業に近いテクニックで市内を走り回り、スペイン階段前の小さな広場の中にピタリと止まりました。
ローマ人は非常に喧嘩っ早く、道端でも、運転中でも両手を広げて、相手に抗議をしている光景を何度も見かけました。時おり聞こえるあたりに響き渡るような大きな鐘の音は、「さあ、さあ、もうお互いにいいかげんに矛をおさめなさい。」とけんかに割って入るお坊さんの声のようです。

映画「ローマの休日」が頭の片隅から離れないスタッフW、アン王女のようにジェラート(アイスクリーム)を食べてみたくなり、近くを行く背の高いビジネスマンに「Excuse me.」と呼びかけました。「おいしいジェラートのお店をご存知ですか?」彼は大変親切に道を教えてくれました。
お店の名前はジェリー。
"Jelly is shop's name, isn't it?"とスタッフWが聞き返すと、
「いや、店の名前には違いないけど、Jelly、Jelly、Jellyだよ。RじゃなくてL。」
「ですから、Jelly,Jellyですよね。・・・・」
「だから、スペルはL、Lですよ。」

どこまでも運の悪いスタッフW、イタリアで働くイギリス男性に道をたずねてしまったらしい。彼は非情なまでの熱心さで、私にLの発声を促す。ローマの道端での情けない体験です。

ネイティブと日本人のLとRの違いをMRIによって観察した大学の研究グループの発表によると、ネイティブではRは発声時に非常に多くの形状タイプが見られるが、Lはほぼ同型の形状で発音されるといいます。そして、日本語にはそのような形状での発声方法はないというのです。日本の文部科学省は、2002年の6月、「脳科学と教育」という分科会の、「子供達にいつの段階でLとRの区別を教えるかの研究をはじめるべき」との報告を受け、昨年の秋からその研究を開始しました。
とりあえず、スタッフWがもっとも信頼するアメリカ人のS先生にこの難問の解決方法をたずねました。
すると、S先生は大変明解に答えてくれたのでした。

RはKissするときのようにちょっと突き出してね、LはSmileしてね、横にキュッとネ。」

readingその日から、スタッフWはLの箇所へくると、ニィッとSmileしてreadingに励んでおります。

(注意!この練習をするときはオハズカシイ話ですがやたらとヨダレが出ますので、お手元にはハンカチーフをご準備なさるのがよろしいかと思います。)